甲子園浜の浜辺(2005年06月22日)


 久々にマイナス潮位の甲子園浜。大潮。13時9分潮位-3cmということで干潮時刻に合わせて甲子園浜へ。

  (2005:06:22 15:10:23,NIKON D70, 絞り優先, F14.0(8C,A), 10/1600, 0.7, ISO400, 12mm)

マハゼ(Acanthogobius flavimanus)ハゼ科

 産卵が2~6月ということもあって、この時期にはものすごい数のハゼが浅瀬に群がる。すばやさはボラの稚魚 なみ。浅瀬を歩くと足元をビュンビュン泳ぎ回る。ビーチサンダルを履いていると足にマハゼがぶつかり、その 感触がなんとも言えず気持ちいい(?)。
  (2005:06:22 12:58:06,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/5000, 0.7, ISO400, 105mm)

ボラ(Mugil cephalus cephalus)ボラ科

 この時期の甲子園浜の浅瀬には子ボラと子ハゼがものすごい数で訪れている。どちらも泳ぐのが素早いので 小学生の子供などはびしょぬれになりながら獲ろうとがんばっている。
  (2005:06:22 12:58:39,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/8000, 0.0, ISO400, 105mm)

ボラ(Mugil cephalus cephalus)ボラ科

 ちょっとコツをつかむとこのサイズぐらいまでは手だけで簡単に捕まえることができる。この時期は岸辺にアオ サが浮いているのでアオサで群れごと取り囲んで逃げれないようにしてしまえばいい。
  (2005:06:22 14:33:03,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/2500, 0.7, ISO400, 105mm)

クロダイチヌ)(Acanthopagrus schlegeli)タイ科

 タッパーでのひとすくいで10匹以上のチヌを群れのまま一網打尽。
 大きく育ったチヌは釣りで人気だがこのサイズのころはいるのかどうかも分からない程度の大きさのため誰にも 見向きもされていない。
  (2005:06:22 13:03:05,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/8000, 0.0, ISO400, 105mm)

クロダイチヌ)(Acanthopagrus schlegeli)タイ科

 このサイズのチヌはまだ体も透明で指でちょっと強く押さえるとつぶれて死んでしまう。
  (2005:06:22 13:08:40,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/2000, 0.7, ISO400, 105mm)

クロダイチヌ)(Acanthopagrus schlegeli)タイ科

 大きくなるに従って体の外縁部に色素がたまって黒くなってくる。
  (2005:06:22 13:07:05,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/4000, 0.0, ISO400, 105mm)

クロダイチヌ)(Acanthopagrus schlegeli)タイ科

 まだまだチヌの体つきとは程遠いがうっすらと横縞も見える。
  (2005:06:22 13:08:14,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/4000, 0.0, ISO400, 105mm)

クロダイチヌ)(Acanthopagrus schlegeli)タイ科

 ある程度大きくなるとはっきりした横縞が現れる。さらに成長するとこの縞模様も消える。
  (2005:06:22 13:06:20,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/4000, 0.0, ISO400, 105mm)

キチヌAcanthopagrus latus)タイ科

 沖目を歩いていたらキチヌの漂流死体を発見。新鮮そうだから持って帰って食べようかとも思ったけど今回は やめておいた。エラが動いたりして生きてたら食べたんだろうけど...
 チヌクロダイ)と似ていることからニタリと呼ばれる。チヌとの違いはが尾びれなどが黄色いこと。その ためキビレと呼ばれることもある。

  (2005:06:22 14:15:00,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/4000, 0.7, ISO400, 105mm)

チチュウカイミドリガニ(Carcinus aestuarii)ガザミ科

 緑色をしたチチュウカイミドリガニを発見。このカニは本来日本にはいなかったが船のバラスト水にまぎれて日 本にやって来たと考えられている。甲子園浜でも増えて結構な数を見ることができる。
  (2005:06:22 13:11:52,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/4000, 0.0, ISO400, 105mm)

チチュウカイミドリガニ(Carcinus aestuarii)ガザミ科

 ひっくり返してみた。腹の三角形の模様が膨らんでいるのはメス。
  (2005:06:22 13:12:17,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/6400, 0.0, ISO400, 105mm)

チチュウカイミドリガニ(Carcinus aestuarii)ガザミ科

 こっちはオス。
  (2005:06:22 13:12:48,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/8000, 0.0, ISO400, 105mm)

チチュウカイミドリガニ(Carcinus aestuarii)ガザミ科

 足にはガザミのようなヒレはない。
  (2005:06:22 13:13:09,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/5000, 0.0, ISO400, 105mm)

チチュウカイミドリガニ(Carcinus aestuarii)ガザミ科

 オス(左)とメス(右)。ほとんど差がない。
  (2005:06:22 13:13:24,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/3200, 0.7, ISO400, 105mm)

卵塊

 何かの卵。アオサの上に産まれていた。
  (2005:06:22 13:18:34,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/1600, 0.0, ISO400, 105mm)

卵塊


  (2005:06:22 13:18:55,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/1600, 0.0, ISO400, 105mm)

卵塊

 ゼラチン質の中には無数の黄色いタマゴがつまっている。
  (2005:06:22 13:18:55,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/1600, 0.0, ISO400, 105mm)

イソギンチャクの1種

 砂地でよく見かけるイソギンチャク。
  (2005:06:22 13:31:52,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/2000, 0.0, ISO400, 105mm)

アサリ(Venerupis philippinarum)マルスダレガイ科

 甲子園浜の浅瀬を歩いているとよくアサリを見かける。そのためわざわざ掘らなくても結構な数を集めること ができる。
  (2005:06:22 13:35:03,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/1600, 0.0, ISO400, 105mm)

オオワレカラ?(Caprella kroyeri)ワレカラ科

 アオサの上に大きなワレカラがいるのを発見。
  (2005:06:22 13:41:07,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/400, 0.0, ISO400, 105mm)

ヨフバイ?(Telasco sufflatus)アッキガイ科

 甲子園浜では比較的よく見かける巻貝の1つ。コンクリートに生えていたアオサをタッパーでバシャバシャやって いたら入ってきた。
  (2005:06:22 13:46:16,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/2000, 0.7, ISO400, 105mm)

子ガニ

 この時期は小さいカニがたくさんいる。岩の上やアオサの中をじっと見ると数ミリのカニが見えてくる。
  (2005:06:22 13:54:08,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/2000, 0.0, ISO400, 105mm)

子ガニ

 こんな形をした稚ガニもいた。メガロパ幼生の面影を残している。
  (2005:06:22 13:54:05,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/2000, 0.0, ISO400, 105mm)

アカニシ(Rapana venosa)アッキガイ科

 岩の隙間に隠れているアカニシを発見。
  (2005:06:22 14:03:10,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/500, 0.0, ISO400, 105mm)

アカニシ(Rapana venosa)アッキガイ科

 取り出してみた。今まで見た中でも大きい部類に入るアカニシだった。
  (2005:06:22 14:03:32,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/1250, 0.0, ISO400, 105mm)

アカニシ(Rapana venosa)アッキガイ科

 アカニシは食用にされていて明石の市場などではよく店先に並べられている。食べるとサザエの身のようで ぷりぷりしていて美味しい。甲子園浜では数が少ないので見つけるたびに食べていたら全滅しそうで恐いので 今回は持って帰らずに逃がしてあげた。
  (2005:06:22 14:03:43,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/1000, 0.0, ISO400, 105mm)

不明

 白い花びらのような生き物。
  (2005:06:22 14:06:39,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.7, ISO400, 105mm)

不明

 サンゴ礁のように硬くちょっと押すと割れる。
  (2005:06:22 14:04:53,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/800, 0.7, ISO400, 105mm)

不明

 何という生物なのかどのような分類なのか...まったく分からない。
  (2005:06:22 14:05:31,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/1000, 0.7, ISO400, 105mm)

不明

 近づいてみるとマス目模様が見える。
  (2005:06:22 14:06:00,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/1250, 0.0, ISO400, 105mm)

二枚貝の1種

 岩にひっついている二枚貝を発見。
 この貝は石をひっくり返しているとよく見かける2枚貝。潮干狩りをしていてもたまに出てくる。
  (2005:06:22 14:12:16,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/1600, 0.0, ISO400, 105mm)

二枚貝の1種


  (2005:06:22 14:12:42,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/3200, 0.0, ISO400, 105mm)

二枚貝の1種

 このちょうつがいの部分の近くで糸のようなものを出して岩などにがっちりとくっつく。
  (2005:06:22 14:13:03,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/2000, 0.0, ISO400, 105mm)

ユビナガスジエビ(Palaemon paucidens)テナガエビ科


  (2005:06:22 14:36:14,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/3200, 0.0, ISO400, 105mm)

ユビナガスジエビ(Palaemon paucidens)テナガエビ科


  (2005:06:22 14:37:17,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/1600, 0.7, ISO400, 105mm)

ユビナガスジエビ(Palaemon paucidens)テナガエビ科


  (2005:06:22 14:38:10,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/3200, 0.0, ISO400, 105mm)

シマイサキ(Rhyncopelates oxyrhynchus)シマイサキ科

 潮溜まりに取り残されたシマイサキを偶然捕まえた。こんな魚がいることを知らずにタッパーをアオサの横に置いて がさがさしたら入ってきた。
  (2005:06:22 14:41:47,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/2500, 0.0, ISO400, 105mm)

シマイサキ(Rhyncopelates oxyrhynchus)シマイサキ科

 普通シマイサキは横縞(口から尾にかけての線)が4本程度あるが、この個体は縦縞(背から腹にかけての線)に 見えるのはなぜ?
  (2005:06:22 14:42:12,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/3200, 0.0, ISO400, 105mm)

シマイサキ(Rhyncopelates oxyrhynchus)シマイサキ科

 模様が違うのは傷ついて線が途切れたのかな?と思いひっくり返してみたけど、裏側も横縞。こんな個体も いるということだろうか?それともシマイサキではない?
  (2005:06:22 14:43:07,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/2500, 0.0, ISO400, 105mm)

シマイサキ(Rhyncopelates oxyrhynchus)シマイサキ科

 同じ日に捕まえた普通のシマイサキ。縦縞がはっきりしている。
 背びれが立つように指でエラの部分を押さえた直後に撮影。すぐに背びれがしぼむから撮るのも大変。
  (2005:06:22 15:07:04,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/2500, 0.7, ISO400, 105mm)

サンショウウニ(Temnopleurus toreumaticus)サンショウウニ科

 甲子園浜で初めてウニを発見!
 一般的には食用にしないが、食べるとサンショウのように辛いためサンショウウニと言うらしい。
  (2005:06:22 14:55:05,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.0, ISO400, 105mm)

サンショウウニ(Temnopleurus toreumaticus)サンショウウニ科


  (2005:06:22 14:55:20,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/800, 0.0, ISO400, 105mm)

サンショウウニ(Temnopleurus toreumaticus)サンショウウニ科


  (2005:06:22 14:55:35,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.0, ISO400, 105mm)

イダテンギンポ(Omobranchus punctatus)イソギンポ科

 浅くなった潮溜まりで死にそうになっているのを発見。この手のギンポは水が枯れても数時間は生きているのに 暖かくなった水の中ではすぐに弱ってしまうような気がする。
  (2005:06:22 15:02:06,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/3200, 0.0, ISO400, 105mm)

イダテンギンポ(Omobranchus punctatus)イソギンポ科

 上から見てみた。
  (2005:06:22 15:02:14,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/3200, 0.0, ISO400, 105mm)

イダテンギンポ?(Omobranchus punctatus)イソギンポ科

 イダテンギンポにしては模様が薄いがイダテンギンポだろうか?
  (2005:06:22 14:47:03,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/3200, 0.0, ISO400, 105mm)

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