特徴
ROMライタの書き込み電圧や液晶モジュールの液晶駆動電圧などに使うことが可能。数mA程度しか取れない。
ここでは秋月電子で2003年5月現在販売されている5.5インチ パッシブカラー液晶 モジュールLM32C041というシャープ製の320×240ドット512色同時発色のLCDパネル用の 液晶駆動電圧のために設計している。
方法
NE555などのタイマICをコッククロフト・ウォルトン回路に接続することによる方法や、 MAX629のように専用の昇圧ICを用いる方法などがある。しかし、NE555を用いる方法ではコ ッククロフトの段数が多くなり煩雑であり、MAX629は入手に難がある。今回は秋月電子で2003年5月現在販売されているMAX662Aとコッククロフト回路を組み合わ せる方法を取る。このICは5Vから+12V 30mAを得るためのチャージポンプDC-DCコンバータと して販売されている。
回路

コンデンサは1.5μF積層セラミック、ダイオードは1S1588
この回路はMAX662Aのデータシートを参考にしながら適当に組んでいる。そのため30mAどこ ろか10mAも取ると一杯いっぱいになる。規格通りの性能を引き出したい場合はコンデンサ容量 を適切なものに変更すること。また下手なデザインで基板を起こすと発振を起こし大量のノイ ズが発生するので注意すること。今回はオシロスコープが手元にないのでリップルなどの確認 はしていない。
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