Nikon Macro-Nikkor 12cm F6.3


 聞いたことがある人は少ないかもしれないが、Micro Nikkor(マイクロ・ニッコール)ではない。正真正銘の 「Macro Nikkor(マクロ・ニッコール)」。
 NikonはMacro Nikkor 19mm F2.8、Macro Nikkor 35mm F4.5、Macro Nikkor 65mm F4.5そしてこのMacro Nikkor 12cm F6.3の4種類のマクロニッコールをリリースしている(していた)。
  (2005:08:08 21:56:54,NIKON D70, 絞り優先, F16.0(A0,A), 10/600, 0.0, ISO200, 55mm)

 Macro Nikkor 12cm F6.3にはピントを出すためのヘリコイド機能が存在しない。そのためピントを出すためには ベローズなどに接続して使う。ベローズにセットしても無限遠までピントを合わせることができる。
 これはNikon PB-6にセットしたところ。
  (2005:08:08 20:56:00,NIKON D70, 絞り優先, F16.0(A0,A), 10/600, 1.3, ISO200, 55mm)

 このレンズのマウントはFマウントではない。ライカスクリューマウント(M39)になっている。そのため L-Fリング(右)を介してFマウントの一眼レフに接続することになる。
  (2005:08:08 22:01:19,NIKON D70, 絞り優先, F16.0(A0,A), 10/600, 0.0, ISO200, 55mm)

 前玉は全面れんずではなくこじんまりとしたレンズが収まっている。
  (2005:08:08 22:00:44,NIKON D70, 絞り優先, F16.0(A0,A), 10/600, 0.7, ISO200, 55mm)

 こんなレンズでも絞りはきちんと(?)ついている。
 これが最小絞りの状態。完全な円形にはなっていないがそこそこいい形になっている。
  (2005:08:08 22:02:26,NIKON D70, 絞り優先, F16.0(A0,A), 10/600, 1.3, ISO200, 55mm)

 これが絞り開放の状態。絞りが完全に収まらずにフレアカットの役目を持つ...ということはなく完全に 絞りが見えなくなる。
  (2005:08:08 22:03:18,NIKON D70, 絞り優先, F16.0(A0,A), 10/600, 0.7, ISO200, 55mm)

 中途半端な絞りのときは鋭角が出た星型の絞りになっている。そのためこの形を生かした作品を撮りたいのであれば 別だが、通常は完全に絞るか開放するかのどちらかでないとボケ味が悪くなってしまうことが考えられる。
  (2005:08:08 22:02:54,NIKON D70, 絞り優先, F16.0(A0,A), 10/600, 1.3, ISO200, 55mm)

 レンズには「Macro-NIKKOR 1:6.3 f=12cm Nippon Kogaku Japan No.128xx」というように刻印されている。シリアル 番号から考えるに相当数がリリースされているようだ。
  (2005:08:08 22:04:22,NIKON D70, 絞り優先, F16.0(A0,A), 10/600, 0.0, ISO200, 55mm)

 1000円札に印刷されている富士山をNikon D70とNikon PB-6を利用して撮影してみた。撮影 倍率は測っていない。この写真はノートリミング状態。1000円札自体は無反射ガラスなどで固定しているわけで はなく単に置いた状態なのでゆがんだ状態での撮影になっている。
  (2005:08:08 21:11:27,NIKON D70, マニュアル, F0.0(0,A), 13/10, 0.0, ISO200, 0mm)

 そして上の写真をピクセル等倍に拡大したのがこの写真。
 三脚は利用しているものの室内照明のみでシャッタースピードが1秒越え、しかもリモコン(レリーズ)を利用 していなかったのでじゃっかんぶれてしまっている。
  (2005:08:08 21:11:27,NIKON D70, マニュアル, F0.0(0,A), 13/10, 0.0, ISO200, 0mm)

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