VC++でのXPCOM作成(その1)

はじめに

 Firefox(Mozilla)などの機能をC++によって拡張することができるXPCOMの作り方を紹介する。 ここではその前段階として作成環境の準備方法についてを記す。



ダウンロード

 開発には以下のものが必須。それぞれダウンロードする。

・Gecko SDK(http://ftp.fsf.hu/Mozilla/firefox/releases/1.0/sdk/
・libIDL(http://www.gimp.org/~tml/gimp/win32/
・glib(http://www.gimp.org/~tml/gimp/win32/
・zip(http://www.info-zip.org/Zip.html

どれもWindows用(Win32やmsvc)のものをダウンロードすること。

また当然のことながらコンパイラとしてVisual C++が必要になる。しかしこれは無料のコマンドライン版でもOKら しい(私は使ったことがないので未確認。またここで紹介する方法は製品版のVisual C++での方法となる)。 Platform SDKは必須ではないが何かと便利なのでインストールしておく。



解凍

 Dドライブのルート(D:\)にダウンロードした「Gecko SDK」を解凍して保存する。Gecko SDKの中には以下のフォル ダが含まれている。

・D:\gecko-sdk\bin
・D:\gecko-sdk\idl
・D:\gecko-sdk\include
・D:\gecko-sdk\lib

 ここの「D:\gecko-sdk\bin」フォルダの中にダウンロードした「libIDL」と「glib」、「zip」に含まれる各種EXE、DLL をコピーする。「D:\gecko-sdk\bin」フォルダの下にさらにフォルダを作成してコピーしたりせず、単純にファイルをコ ピーするだけでいい。

※解凍先のフォルダを変えたい場合は自由に変えていい。その場合は今後関連したフォルダが出た場合は全てそれに 合わせて変更すること。



パス設定


 Visual C++にGecko SDKへのパスを設定する。


・Visual C++を起動して、「ツール」メニューの「オプション」を開く。
・現れたダイアログの左側で「Projects」を選択する。

・ダイアログの右上の「ディレクトリを表示するプロジェクト」から「実行可能ファイル」を選択する。
・フォルダ名一覧の中で一番下の何も書かれていない行をダブルクリックする。
・文字が入力できるようになったら「D:\gecko-sdk\bin」と入力する。

・ダイアログの右上の「ディレクトリを表示するプロジェクト」から「インクルードファイル」を選択する。
・フォルダ名一覧の中で一番下の何も書かれていない行をダブルクリックする。
・文字が入力できるようになったら「D:\gecko-sdk\include」(フォルダ名が少し異なることに注意!)と入力する。

・ダイアログの右上の「ディレクトリを表示するプロジェクト」から「ライブラリファイル」を選択する。
・フォルダ名一覧の中で一番下の何も書かれていない行をダブルクリックする。
・文字が入力できるようになったら「D:\gecko-sdk\lib」(フォルダ名が少し異なることに注意!)と入力する。

・「OK」ボタンを押してダイアログを閉じる。
・Visual C++を終了する。



バッチファイル作成

 「D:\gecko-sdk\bin」フォルダに以下の内容のBATファイルを作成する。ファイル名は「makexpidl.bat」 とする。

set PATH=PATH;D:/gecko-sdk/bin
xpidl -m typelib -w -I "D:/gecko-sdk/idl" %1
xpidl -m header -w -I "D:/gecko-sdk/idl" %1




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