譲渡益税を脱税する方法

譲渡益税の画面がおかしい!

 株取引を始めて2週間が経過。証券会社の取引履歴にある譲渡益税の表が作られていた。
 下に取り上げた表は全て利益が出た(と少なくとも自分では思っていた)取引だ。しかし、 表中の損益金額を見ると微妙だがマイナスになっている。手数料を引いて3000円の利益だと思っ ていたニチモ(8839)でさえ、1500円程度しか利益が出ていない。
 もしかして税金が大量に取られていて、自分ではプラスと思っていても実はマイナスだったの ???なんて不安に駆られてしまう。




取得価格が違う!

 よくよく表を見てみると、ニチモ(8839)株は161円で2000株、つまり32万2000円で購入した にも関わらず、取得価格が32万4000円になっていることを発見。つまり2000円多く取得に要した ことになっている。これを差し引けば損益は+3524円になるから辻褄が合う。この2000円は一体 何なんだろう?




税法上の取得単価?

 表の取得価格が何を示しているのだろう?と思い、証券会社が用意しているヘルプを参照す ると、「税法上の取得単価×株数(口数)」と書かれていた。今回のニチモ(8839) で考えると2000株なので、税法上の取得単価は32万4000円÷2000株=162円ということになる。 実際の購入株価は161円だから、税法上の取得単価とやらは1円高い設定になっている。

 税法上の取得単価の計算方法は、手数料を含めた実際の取得価格÷株数となる。今回の場合 は、161円×2000株+手数料525円=32万2525円が実際の取得価格となる。この価格を2000株で 除算すると、32万2525円÷2000株=161.2625円。小数点以下の端数は切り上げる!ということ で結局162円というのが税法上の取得単価となる、ということらしい。

 無理やり取得単価を2000株で割って切り上げているんだから誤差が大きくなるのは当たり前。 というのがこの譲渡益明細で見られた取得価格の誤差だったらしい。



譲渡益税を払わない方法?

 上のことを利用すると、譲渡益税を払わなくてもいい方法が必然的に浮かびあがってくる。 というか、上の表を見れば一目瞭然。大盛工業(1844)は利益が出ているにも関わらず、損益 はマイナスの値になっている。つまり大盛工業(1844)でやったような株の買い方をすればい いわけ。

 具体的には「小さい差額で大量に売買する」という方法。税法上の取得単価は小数点 以下の端数が発生すれば、その端数がいくら小さくても1円という計算になる。そのため、株を 購入する手数料がゼロでない限り、税法上の取得単価は購入時の株価+1円以上になる。
 そのため例えば株価100円で1万株買って、101円で売るというような売買をすれば、実際は1万 円程度の利益が出るにも関わらず、税法上の損益はマイナスで損したことになる。損益がマイナ スであれば譲渡益税は払わなくてもいいわけだ。


 そう考えながら一番上に挙げた譲渡益税の表を見てみると、3月15日と17日は3500円の実利益 に対して課税額は150円程度(4.3%)、3月20日は実利益1万1000円に対して課税額は80円(0.7%)。 パーセンテージに直すと本当に課税率の異なりがよく分かる。法律上は利益の10%を払わなけれ ばいけないことになっているのに...


※この方針による脱税(?)が違法なのか合法なのか私は知らないのであしからず。




 結局のところ、株数で割ってから端数を切り上げるということをするからこそ生じる誤差で、 この税法上の取得単価とやらを考え出した政治家は相当頭が悪いと思う。これだから法律って のは嫌だ。



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