OLYMPUS 位相差観察ユニット


 この位相差観察ユニットは対物レンズ100、40、20、10倍の位相差観察と明視野観察および暗視野観察 に対応している。
 位相差ユニットは木製の箱に収められている。片隅にOLYMPUSのロゴプレートが銀色に光る。

  (2005:08:13 16:26:03,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 1.3, ISO200, 55mm)

 中は赤色のフェルトで覆われ高級感たっぷり。
 このユニットに対応しているのはこれまた高級な1966年発表の「最高級万能写真顕微鏡"フォトマックス"」 や1971年発表の「万能顕微鏡"バノックス"」。
  (2005:08:13 16:26:43,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.7, ISO200, 55mm)

 収められているのはコンデンサと対物レンズが16本(写真は1本欠品)、芯出し望遠鏡に光軸調整用ネジ2本 (1本欠品)、フィルター2枚(欠品)となる。
  (2005:08:13 16:26:55,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.0, ISO200, 55mm)

 コンデンサがこれ。通常観察用のコンデンサとは異なりターレットが付いているため大きい。
  (2005:08:13 16:28:16,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 1.3, ISO200, 55mm)

 通常の明視野観察時には開口数を調節できる。1.4~約0.1に対応。
  (2005:08:13 16:28:33,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.7, ISO200, 55mm)

 「100」は位相差観察で100倍の対物レンズを使うときに選択する。
 同じように10、20、40倍の対物レンズ用にも設定できる。
  (2005:08:13 16:28:45,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.0, ISO200, 55mm)

 「D」は暗視野観察のときに用いる。
  (2005:08:13 16:29:13,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 1.3, ISO200, 55mm)

 コンデンサを裏側から見たところ。
  (2005:08:13 16:29:46,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.7, ISO200, 55mm)

 明視野観察時には開口数調節用の絞りがある。絞り羽が12枚の円形絞り。
  (2005:08:13 16:29:56,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.0, ISO200, 55mm)

 暗視野観察時には中心が黒く覆われたコンデンサになる。観察用の光は周辺部から斜めに投射される。
  (2005:08:13 16:30:16,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 1.3, ISO200, 55mm)

 位相差観察時にはドーナツ型のコンデンサになる。観察用の光は環状の部分から投射され、倍率によって このドーナツの大きさが変わる。
  (2005:08:13 16:30:34,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.7, ISO200, 55mm)

 Aplanat Achromatのコンデンサらしい。
  (2005:08:13 16:31:04,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.0, ISO200, 55mm)

 このユニットには対物レンズが16本含まれている(写真は1本欠品)。
 どれも位相差観察用の対物レンズで、10、20、40、100倍の対物レンズセットが4種類含まれている。
  (2005:08:13 16:43:09,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.7, ISO200, 55mm)

 右からNH10 0.25、NH20 0.40 0.17、NH40 0.65 0.17、HI NH100 1.30。

 「NH」は「Negative High contrast」の略。暗視野的な視野の中に強いコントラストで観察ができる。微粒子 などの観察に向くらしい。
  (2005:08:13 16:35:01,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 1.3, ISO200, 55mm)

 右からNM10 0.25、NM20 0.40 0.17、NM40 0.65 0.17、HI NM100 1.30。

 「NM」は「Negative Medium contrast」の略。暗視野的な視野の中に若干弱いコントラストで観察ができる。微粒子 などの観察に向くらしい。
  (2005:08:13 16:37:04,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.0, ISO200, 55mm)

 右からPLL10 0.25、PLL20 0.40 0.17、PLL40 0.65 0.17、HI PLL100 1.30。

 「PLL」は「Positive Low Low contrast」の略。明視野の中にすごく弱いコントラストで観察ができる。細胞内構造物 などの観察に向くらしい。
  (2005:08:13 16:39:02,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 1.3, ISO200, 55mm)

右からPL10 0.25、(PL20 0.40 0.17:欠品)、PL40 0.65 0.17、HI PL100 1.30。

 「PL」は「Positive Low contrast」の略。明視野の中に弱いコントラストで観察ができる。細胞内構造物 などの観察に向くらしい。
  (2005:08:13 16:40:37,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.7, ISO200, 55mm)

 位相差観察用の対物レンズはレンズを覗き込むとドーナツ形の覆いが組み込まれているのが見える。倍率 によってこのドーナツの大きさが異なる。
  (2005:08:13 16:41:03,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.0, ISO200, 55mm)

 写真では分かりづらいが、対物レンズのシリーズによって対物レンズの中に入っているドーナツの濃さが 異なる。左上がNH10、右上がNM10、左下がPLL10、右下がPL10。「positive LOW LOW contrast」のPLLが一番薄い。
  (2005:08:15 10:21:02,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.7, ISO200, 55mm)

 写真では分かりづらいが、対物レンズのシリーズによって対物レンズの中に入っているドーナツの大きさ が異なる。右上が10倍、左上が20倍、右下が40倍、左下が100倍。倍率が大きいほどドーナツが小さい。
  (2005:08:15 10:23:52,NIKON D70, 絞り優先, F18.0(B4,A), 10/600, 0.7, ISO200, 55mm)

 芯出し望遠鏡のC.T.。
 位相差観察はコンデンサと対物レンズのドーナツが重なるように光軸を調節しないと理想的な 観察ができない。そのため必須なのがこの芯出し望遠鏡。OLYMPUS IMT-2など位相差観察用に設計 された顕微鏡にはターレットで芯出し望遠鏡の機能が組み込まれているものもある。
  (2005:08:13 16:43:45,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 0.0, ISO200, 55mm)

 芯出し望遠鏡は対物レンズを収納するケースと同じぐらいの大きさ。
  (2005:08:13 16:44:09,NIKON D70, 絞り優先, F10.0(64,A), 10/600, 1.3, ISO200, 55mm)

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