グランド・バンクスの幻影

ハヤカワ文庫
  
アーサー・C・クラーク

★☆☆☆☆


 2012年4月14日、タイタニック沈没からちょうど100年。それを記念して船体を引き上げようという計画が持ち上がる。もちろんただの記念ではない。ビジネスだ。空気に触れると腐食が新興するので海中に船体を置いたまま海中博物館を作ったり、引き上げそのものもドラマ化したり...
 夢を膨らませて引き上げ計画が着実に進行していた。引き上げ方法も船体を氷付けにして浮上させる方法、ガラス急の中に空気を詰めたもので浮力を得て浮上させる方法などなど、色々考案。実際に計画が始動した。引上げ作業も順調に進み...

 クラークの送る深海もの。でもやっぱり駄目。引き上げそのものならクライブ・カッスラーの「タイタニックを引き上げろ」の方が好きだな(って言うかダーク・ピットが好きなだけかもしれないけど)。クラークは宇宙ものだけ書いてりゃいいよ。うん。そう思わせた一作でした。

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