断絶への航海

ハヤカワ文庫
  
ジェイムズ・P・ホーガン

★★★★☆


 21世紀、地球から数光年離れたアルファ・ケンタウリに向けて無人探査船が向かった。その探査船には、その惑星の資源を使ってバイオテクノロジーにより”人間”を作り、教育、植民地化する設備をも備えていた。
 数十年後、無人探査船から人間の移住可能な惑星が見つかったとの連絡が来た。それを受け地球では有人の恒星間移民船を建設、アルファ・ケンタウリに向けて出航、20年もの旅の後、到着した。
 無人探査船が作り出したアルファ・ケンタウリの住民は、探査船による惑星の大工業化により、各種製品の供給は事実上無限という状態で育ち、生活していた。そのため、彼らのものの考え方、既知概念は地球人のそれとは大きく違っていた....

 頭がこんがらがるような反物質の理論とその製造方法、惑星の住民の思考回路・生活様式...なかなか他の小説では見られないような目新しいものでした。読んでて面白かったです。ただ、無人探査船が人類を作り出すみたいな考え方は、ドナルド・モフィットの「創生伝説」と似てるようで気になったなぁ。


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