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pETシステム(その4)





【定常期における発現量低下】

 lacUV5オペレータはcAMP/CRPに不感受性だが、宿主が定常期にあるときにはcAMPに
よって発現が抑制される。この抑制減少は1.0% glucoseを培地に添加しておくことで
定常状態において~16時間は防ぐことが出来る。



【BL21株】

 大腸菌BL21株はB株由来でFプラスミドがなく、分泌型プロテアーゼをコードするompT
、ATP依存型プロテアーゼLaをコードするlonを欠損している。そのため、目的タンパク
質のプロテアーゼによる分解が少ない。



【リファンピシン】

 BL21株はリファンピシン感受性のため、リファンピシン処理により目的タンパク質の
発現量をふやすことが出来ることもある。
 リファンピシンは大腸菌由来のRNAポリメラーゼに結合し転写を阻害する。対し目的
遺伝子はT7ポリメラーゼによって制御されるためリファンピシンによる阻害は起きない。
そのため目的遺伝子以外の転写が起きなくなる。
 目的遺伝子の転写はリファンピシン添加後も継続的に起きるが、タンパク質の翻訳を
行なうリボソームや宿主自体は増えない。リファンピシン添加後の培養時間はリボソー
ムの寿命などを考慮に入れ決定する必要がある。










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