γ線はΔFpgでG:C->T:A transversionを誘発することが以前から知られている。しかし
この変異は偶発的な突然変異に対してはあまり影響が見られない。このことから、ほかの
修復系が存在すると考えられている。しかし、その修復系はγ線のように損傷が多い場合
には完全に修復しきれないと思われる。
今回の報告ではFpgとMutYの欠損株に対する変異を調べた。
G:C->A:Tが多い原因としてFpgが基質とするcytosineのdeaminationが知られている。 しかしながら、fpg-mutY-においてこの変異が多いものの 、fpg-では少ないことから、cytosineのdeaminationはあまり関係が ないと考えられる。MutYがこの修復に効いていると思われるが、その修復機能は不明だ。
G:C->G:Cの原因は8-OGがGとも対を形成できるという報告と対応している。MutYはこの 傷害を修復する機能を有するのでfpg-mutY-で変異が増え ている。
frameshiftの原因も8-OGと考えられる。全てのframeshiftが1塩基の欠失に基づいており、 fpg-mutY-がDNA中に取り込まれてた8-OGを修復できないた めに起こると思われる。
≪文献≫
Mutation Research, 2000, Vol.461 189-195
The influence of combined Fpg- and MutY-deficiency on the spontaneous and γ-radiation-induced mutation spectrum in the lacZα gene of M13mp10
Gitta K. Kuipers, Ben J. Slotman, Hester A. Poldervaart, Carola A. Reitsma-ZWijker, M. Vincent M. Lafleur
今回の報告ではFpgとMutYの欠損株に対する変異を調べた。
G:C->A:Tが多い原因としてFpgが基質とするcytosineのdeaminationが知られている。 しかしながら、fpg-mutY-においてこの変異が多いものの 、fpg-では少ないことから、cytosineのdeaminationはあまり関係が ないと考えられる。MutYがこの修復に効いていると思われるが、その修復機能は不明だ。
G:C->G:Cの原因は8-OGがGとも対を形成できるという報告と対応している。MutYはこの 傷害を修復する機能を有するのでfpg-mutY-で変異が増え ている。
frameshiftの原因も8-OGと考えられる。全てのframeshiftが1塩基の欠失に基づいており、 fpg-mutY-がDNA中に取り込まれてた8-OGを修復できないた めに起こると思われる。
偶発による突然変異
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γ線照射による突然変異
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≪文献≫
Mutation Research, 2000, Vol.461 189-195
The influence of combined Fpg- and MutY-deficiency on the spontaneous and γ-radiation-induced mutation spectrum in the lacZα gene of M13mp10
Gitta K. Kuipers, Ben J. Slotman, Hester A. Poldervaart, Carola A. Reitsma-ZWijker, M. Vincent M. Lafleur







