ENGLISH page is here.
GET DinopSearchBar
サイト内検索:
HOME
VC++ TIPS
ダウンロード
DinopExifReader
DinopSearchBar
DinopSearchBar mini
DinopTabbingBar
for Firefox
大阪湾の生き物
甲子園浜の自然
甲子園浜の干潟
甲子園浜の水中
甲子園浜の野鳥
近畿の山々
植物図鑑
箕面マップ
水中機材
カメラ
ランキング
望遠鏡の世界
顕微鏡の世界
Googleのすべて
GoogleマップAPI
ニュース
読んだ本
日記
変な料理の作り方
遺伝子操作
論文紹介
デイトレード
自動売買でFX
ネットで小遣い稼ぎ
Solaris
電子工作
その他
問い合わせ
VC++用コード集
大阪湾の生き物
水中用機材
since:2000/11/15
dinopcom@gmail.com
www.dinop.comは
だいのっぷ・どっと・こむ
と読んでください。







« MutY glycosylase活性と塩濃度 | メイン | MutYのglycosylase活性にLys142は不必要 »

RIPsはssDNA glycosylase/AP lyase活性を持つ




 ricin、abrin、gelonin、pokeweed antiviral protein(PAP)、trichosanthinなどは ribosome-inactivating proteins(RIPs)として知られている。RIPsはリボゾームによる タンパク質合成を阻害する。その機構は28S rRNAから特異的にadenineを除去することに よる。
 RIPsは2つに分類されている。Class Iは1本鎖で約30kD、Class IIはそれぞれ30kDのペ プチド鎖がジスルフィド結合されている。geloninとPAPはClass I、ricinはClass IIに 属する。geloninはssDNAを基質としZnにより調節されるヌクレアーゼ活性を持つ。PAPsの ヌクレアーゼ活性はZn存在下gelonin>PAP>ricinであった。
 ヌクレアーゼ活性がadenineの除去から始まるのかどうかを調べた。adenineが除去され ることで生じるAPサイトはアルカリ処理で切断できる。このことから主鎖の切断ではなく APサイトを含む中間体が出来ていることが分かった。また、NaBH4により活性 が阻害されることも分かった。このことからAP lyaseによるβ-eliminationが起こる可能 性も示唆される。しかしながらアルカリ処理の結果からlyase活性を有するとしてもその 活性は小さいことが分かった。
 pUC18の切断実験からgeloninとricinは同じ切断パターンを示すことが分かった。それ らの切断位置はadenineに相当していた。長時間反応させるとフラグメント化しアルカリ 処理によるパターンと同一であった。つまりglycosylaseとともにlyase活性を持つことが 分かった。
 RIPsが一価性のglycosylaseであるか、二価性のglycosylase/AP lyaseであるかを調べ た。その結果、pUC18や800mer基質に対してはAP lyase活性を持っていたが、ODNに対して は切断活性を示さなかった。また、ODNに対してNaBH4によるSchiff baseトラ ップもできなかった。
 RIPsはDNAからせ異常な塩基を除去する初めてのglycosylaseである。これは損傷を受け ていないssDNAから特異的にadenineを除去し主鎖を切断するadenine-ssDNA glycosylase/ AP lyaseである。

 今回実験に用いたRIPsは植物由来だが、生体内での役割は分かっていない。adenineの 代謝系に関与していると考えられている。またストレスにより誘導されることから生体内 分子のturnoverに関係するとも考えられている。sugar beetsにおいてウイルスの感染に よりRIPsの発現が誘導されたという報告もある。また抗ガンや抗ウイルス作用を担ってい るとも考えられている。しかしながらその詳細は不明である。


≪文献≫
The Journal of Biological Chemistry, 1998, Vol.273, No.27 17216-17220
A New Class of DNA Glycosylase / Apurinic / Apyrimidinic Lyases That Act on Specific Adenines in Single-stranded DNA
Emmanuelle Nicolas, Joseph M. Beggs, Brett M. Haltiwanger, Theodore F. Taraschi








Copyright (c) 1999-2007 issei. All rights reserved. (運営者情報