塩基除去修復(base excision repair; BER)ではDNA glycosylaseが傷害塩基のN-glycosidic
bondを加水分解しAPサイトを生成する。今回の実験では酵素基質複合体の特性を調べるため
にAPサイトアナログであるpyrrolidine(PYR)およびtetrahydrofuran(THF)を用いた。
AlkA、ANPG、Tag、Fpg、MutY、EndoIII、Ung、TDG、EndoVを用いPYRとの相互作用を調べた 結果、Uracil DNA glycosylase以外の全てのglycosylaseで相互作用が観察された。このこと から、PYRはglycosylaseに対するgeneralな阻害剤やX線結晶構造を求める際の複合体基質と して活用できる可能性を示している。
AlkAの結果を見るとWTでは正に荷電しているPYRに強く結合し中性のTHFとの結合との差が 大きいことが分かる。しかしD238Nではどちらとも同じ程度のKdを示している。 このことからD238が直接的にtransition stateの正荷電と相互作用していることが考えられ る。このD238はglycosylaseに保存されているHelix-hairpin-Helix-Gly/Pro-rich loop-Asp (HhH-GPD)モチーフに位置している。同様のことはEndoIIIでも考えられるが、その他の glycosylaseではあまり差がないのかもしれない。
≪文献≫
The Journal of Biological Chemistry, 1998, Vol.273, No.15 8592-8597
Specific Binding of a Designed Pyrrolidine Abasic Site Analog to Multiple DNA Glycosylases
Orlando D. Scharer, Huw M. Nash, Josef Jiricny, Jacques Laval, Gregory L. Verdine
AlkA、ANPG、Tag、Fpg、MutY、EndoIII、Ung、TDG、EndoVを用いPYRとの相互作用を調べた 結果、Uracil DNA glycosylase以外の全てのglycosylaseで相互作用が観察された。このこと から、PYRはglycosylaseに対するgeneralな阻害剤やX線結晶構造を求める際の複合体基質と して活用できる可能性を示している。
AlkAの結果を見るとWTでは正に荷電しているPYRに強く結合し中性のTHFとの結合との差が 大きいことが分かる。しかしD238Nではどちらとも同じ程度のKdを示している。 このことからD238が直接的にtransition stateの正荷電と相互作用していることが考えられ る。このD238はglycosylaseに保存されているHelix-hairpin-Helix-Gly/Pro-rich loop-Asp (HhH-GPD)モチーフに位置している。同様のことはEndoIIIでも考えられるが、その他の glycosylaseではあまり差がないのかもしれない。
DNA glycosylaseにおける解離定数Kd(pM)
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≪文献≫
The Journal of Biological Chemistry, 1998, Vol.273, No.15 8592-8597
Specific Binding of a Designed Pyrrolidine Abasic Site Analog to Multiple DNA Glycosylases
Orlando D. Scharer, Huw M. Nash, Josef Jiricny, Jacques Laval, Gregory L. Verdine







